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南の森弐番街 「俳句と遊ぼう」にようこそ!
令和元年(2019)に4人の会員で始まった「みなミニ句会」も、今では倍以上に膨らみ、皆さんの個性あふれる俳句もぐんぐんと上達しています。このページでは、過去から現在に至る作品の中から、季節に合った「今月の俳句」、そして直近の句会の作品の中から佳句を取り出してご紹介してゆきます。ご愛読いただき、ひとりでも多くの方が俳句に興味を持っていただければ幸いです。
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一昨年夏に「俳句と遊ぼう」(文學の森刊)を出版しました。クイズ形式で古今の佳句名句に親しんでいただこうというものです。柳瀬川書店にも並べてもらっていますので、お手にとっていただければ幸いです。           

​Info

(中村千久)

写真:コロポックル企画

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今月の俳句

獅子舞の足を急がす鉦太鼓  朱々子

笛や鉦のお囃子の音に合わせて獅子舞が踊ります。チャンチキチャンチキ、お囃子のリズムが速く賑やかになると、それに合わせて獅子頭を被つた舞方の足の動きが速くなるといふわけです。「獅子舞の足」と切り取つたところが一句の手柄です。

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12月句会より
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スケボーのすり抜けてゆく落葉道 

よしひろ

オリンピックの競技にもなった「スケボー(=スケートボード)」、開いた両脚でバランスを取りながら、体を前後に揺らしながら進んでゆく新しい遊びでもあって、若い人に人気のあるものです。中央公園のまわりの「落葉道」を縫うようにして進んでゆく若者を目にしたのです。季節の中を「すり抜けてゆく」、動きのある気持のいい一句に仕上がりました。

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冬日浴び猫の眠りの背のまるみ   羔

兼題句です。冬日を浴びて気持よさそうに眠る猫の様子を見ている作者の優しい眼差しを感じることが出来ました。上五「冬日浴び」で切れているところの手当てをしたいところですね。〈冬日浴び眠れる猫の背のまるみ〉とすれば、すっきりとした形になるのではないでしょうか。目の前にあるものをしっかりと描写しようとする姿勢が好ましい。

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日を恋ひて爪先立ちのシクラメン 箒星

街の花屋やスーパーに「シクラメン」の鉢が並ぶ季節になりました。彩りは様々ですが、やはりこの花は真紅のものに止めをさすのではないしょうか。「篝火草」という異名もあります。中七で「爪先立ちの」と詠んだのは、長く伸びる茎のイメージからのもの。作者はそれを「日を恋ひて」と感情移入して見せたのです。作者特有の感性から生まれた一句。

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霜の夜サティいざなふ深眠り   千久

兼題句です。毎夜の眠りに着くときには、枕元に置いたスマホから流れるクラシック音楽を聞きながらというのが習慣になりました。そんな中でもお気に入りなのがサティのピアノ曲。サティは「音楽界の異端児」と呼ばれた19世紀フランスの作曲家です。霜の降るような寒くて静かな夜にぴったりです。

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